【自作天板】FlexiSpotとホムセンの激安天板でDIY【電動昇降デスク】
手間を極力かけずに、買うよりも安く電動昇降デスクを自作
こんにちは、Masaki Nishi@Twitterです。
最近FlexiSpotを購入し、思ったようないい感じの天板が見つからなかったので天板を自作しました。
ホームセンターを2軒周り、安くていい感じの天板を見つけ、DIY初心者なりに塗装やヤスリの仕方を調べ尽くして、結構いい感じにできたので手順を解説していきたいと思います。初心者が失敗しそうなところや、つまずきそうなところを参考にしていただければと思います。
YouTubeでも解説してるので、参考にしてください。
準備するもの
*商品名クリックでAmazonページに飛びます。楽天を使う方は楽天roomに全ての商品が載っています。
- FrexiSpot
- EJ2を選びました。シリーズの選び方は後ほど解説します。
- 天板
- 天板はお好みで大丈夫ですが、frexispotのシリーズによって厚みや横幅などの最低対応サイズが存在するので、サイズだけ注意。これも後ほど解説します。
- 紙やすり
- 120~180番(主に角や切断面に使用)
- 240番(表面を滑らかにするために使用)
- 耐水ペーパー
- 400番(仕上げに使用)
- ヤスリホルダー
- これもお好みで。手でも十分です。
- ウエス
- 使わなくなった白いTシャツなどでも代用可能。
- ハケ
- バケツ
- オイルを入れられる容器であればコンビニ弁当の空き箱でも大丈夫です。
- ワトコオイル(ドリフトウッド)
- 色はお好みで大丈夫です。
- ブライワックス(クリア)
- ワトコオイルで着色するのでワックスは透明で大丈夫です。ブライワックスのクリアは何にでも使えるのでとりあえず1個あると良いです。
- また、ワックスは使用しなくても構いません。あると耐水性とツヤが出ます。
- ブラシ
- ワックスの仕上げにブラシが必要になります。ワックス塗装後にブラッシングすると、よりツヤが出ます。
- タワシでも代用できます。
- テープ付き養生シート
- 床を保護するために使用します。シートの端にテープがついているので楽に床を保護できます。
frexispotのシリーズ比較と選び方
引用:https://flexispot.jp/desk/height-adjustable-desks/buyer-guide
上記画像は公式サイトのものです。この表の右二つは手回しタイプで昇降するものですので、電動ではありません。なので、左4つを比較しましょう。
見るべきポイントとしては対応天板サイズと昇降範囲になるかと思います。基本的に横幅160cm以上で、なるべくデスクを低い位置で使いたい場合は高いモデルを買う必要があります。
他に、以下の機能はお好みで選ぶと良いと思います。
- 記憶機能(高さを設定・記憶し、ボタンを押すだけで定位置まで動いてくれるので便利)
- ロック機能の有無(お子さんがいる場合、ボタンが押せないようにできると便利ですね)
- 障害物検知機能(昇降させる際に何かが壁に擦れながら動いたりするのを防止する機能)
- 昇降スピード
個人的には記憶機能があり、対応天板サイズも広いEJ2がバランスいいなと思い購入しました。結果的に正しい判断でした。
ただ、私は身長178cmほどですので、それ以上に身長が高い方は立って作業するときに高さが足りなくなる可能性があります。
天板の選び方
天板は基本的にFlexiSpotの対応サイズを見て購入しましょう。通販よりはホームセンターで購入したほうが確実に安いです。
木材の材質は基本的にどんなものでも大丈夫ですが、固さや質感、匂いなどは結構変わってくるので、実際に触って確かめるほうがいいです。
一番安い杉の集成材(横180cm x 高さ60cm x 厚さ3cm)はホームセンターで5,000円ほどです。また、大きめのホームセンターは100円ほどで任意の大きさにカットしてくれますし、配送もしてくれます。
私が購入したパイン集成材は188cm x 60cm x 3cmで9,000円ほどで、160cmにカットして配送してもらいました。
木材をカット
天板ほどであれば電動ノコギリは必要ないと思います。
ただ、普通のノコギリだと疲れるので、
- 100円ほどでカットしてもらえるホームセンターに行く
- 作業場所があるホームセンターで電動ノコギリを借りる
- カット無料の通販で買う(ただし天板自体の価格と送料が割高の可能性あり)
のどれかが楽だと思います。私は一番最初の方法でカットしました。
ヤスリがけ(下準備)
流れとしては、180番で面取り→240番で全体をヤスリがけ→ウエスで木屑を拭き取りとなります。
まず養生シートを床に引いてヤスリで出た木屑が床に散らばらないようにしましょう。また、木屑で咳き込まないようにマスクは必須です。
180番で面取りと切断面のヤスリがけ
まず最初に、120~180番のヤスリをヤスリホルダーに巻き付けてヤスリがけし、角や端を丸くしていきます。また、切断面も平にしていきます。
力を入れすぎると紙やすりがちぎれてしまうのと、角が取れ過ぎてしまうので優しく撫でるイメージでやりましょう。
左側の面が切断面です。こんな感じで角と切断面を磨いていきます。
240番で表面をヤスリがけ
次に全体を240番のヤスリで磨いていきます。
パイン集成材はそのままでも肌触りが良かったのですが、ここで手間を加えることで、より手触り良くなりますので、手を抜かずに全体的にヤスリがけします。
ヤスリがけが終了したら、次に塗装する前にウエスで木屑を拭き取りましょう。木屑が残っていると塗装ムラが出る可能性があります。
オイル塗装(1回目)
1回目の塗装では、塗装→30分乾燥→ウエスで拭き取り→さらに1時間乾燥の流れです。
まず最初にヤスリがけが終了したら、ワトコオイルを塗っていきます。塗り初めと乾燥後は色の出方が違うので、想定と違っても塗り続けましょう。このドリフトウッドは古材感が出て好きです。
塗り方のコツとしては木目に沿って塗ることです。絶対に木目と反した方向で塗らないでください。そこだけ塗り跡が残ったりします。
また、画像の左上を見るとわかりますが、端の方に塗りすぎると、側面まで垂れてそこにムラが出ることがあるので気をつけましょう。垂れた場合はそこだけハケで先に塗ってもいいです。なるべくオイルの量が均一になるように裏面以外の全体を塗り進めていきましょう。
塗り終わったら30分乾燥させます。
30分乾燥後、ウエスで滲んだオイルを拭き取ります。
その後さらに1時間乾燥させます。
オイル塗装(2回目)
1時間乾燥させたら、1回目の塗装よりも1/3~1/4ほどの量で再度全体を薄く塗ります。
塗り終わったら、今度は乾燥させずにすぐ次の工程に移ります。
ヤスリがけ(仕上げ)
流れとしては、薄く塗装後にヤスリがけ→ウエスで拭き取り→乾燥→再度拭き取り→再度乾燥です。
2回目の塗装後、濡れた状態ですぐに400番の耐水ペーパーでヤスリがけします。
上記画像の中央付近を見て貰えばわかるかと思いますが、天板の中心に黒い縦線が複数見えると思います。
これはオイルと木屑が混ざったもので、これが木材の凹凸を埋め、表面を滑らかにしてくれます。
仕上げのヤスリがけが終了したら、ウエスで木屑を拭き取ります。その後、1時間乾燥させ、滲み出たオイルを再度拭き取ります。
最後に24時間乾燥させたらオイル塗装による仕上げが完了になります。
この状態をオイルフィニッシュといい、十分実用的なので、次のワックスがけの工程は必要ありません。光沢感や耐水性が欲しい方のみ次の工程に移ります。
乾燥後の出来上がり具合と研磨無し・塗装1回仕上げを比較
天板の上に載せてるのは、カットした端材の部分で、ヤスリ無しで1回だけ塗装したものです。
写真だとわかりにくいですが、色の出方が違うのと、質感が全然違います。デスクとして常に触るので、やはり仕上げは大事です。
ワックスがけ(しなくてもいい)
画像だと少し見にくいですが、ウエスでワックスを塗っていきます。
次にブラシもしくはタワシで表面を磨いていきます。これも木目に沿って行っていきましょう。
タワシで磨き終わったら、ウエスで拭き取り、30分ほど乾燥させれば完成です。
こんな感じで、オイルフィニッシュよりツヤが出ます。
上記全ての工程が終了したら、裏面も同じ工程を行っていきます。面倒くさかったら裏面は必要ありませんが、私はオイルフィニッシュまでやり、ワックスは表面と横だけにしました。
FlexiSpot 組み立て
FlexiSpot自体の組み立てはそんなに難しくありません。説明書に沿っていけば1時間も掛からないと思います。
しかし、女性の場合、重たいのでどなたか一人手伝ってくれる方を呼んでおいたほうがいいと思います。
ここで天板サイズが間違っていたりすると、脚より天板が短くなったり、付属のネジが天板を貫通してしまったりするので、天板の対応サイズは注意しましょう。
まとめ
全体の実作業時間としては5時間ほどだと思います。乾燥の時間を入れると3日ほど掛かりました。
これで立ってハーゲンダッツを食べることができるようになりました。5万円と3日間を掛けた価値はあったと思います。
嘘です。配置するとこんな感じになりました。
これで横幅160cm奥行き60cmなのですが、24インチのモニター2枚とMacBook Pro 13インチを横に並べてちょうどいい感じになります。
MacBookが個人用と仕事用の二つあるので、横幅180cmにしておけば良かったかもです。
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