【経験談】大学生のインターンや留学による休学はメリットしかない
2年間休学して海外インターンをしていた僕が説明します
こんにちは、Masaki Nishi@Twitterです。
まず自己紹介ですが、私は大学3年次の後期に、大学に在籍しつつ、リモートで取れる講義のみを履修して、フィリピン・インド・中国あたりを放浪しつつ、英語とプログラミングの勉強を半年間していました。
その後帰国し、大学3年次を修了してすぐに「2年間」休学し、サンフランシスコ・シリコンバレーでソフトウェアエンジニアインターンをしていました。
もともと、私は「休学は、就活において不利になるからなるべくしないほうがいいだろう」と思っていた人間だったため、「2年間も」休学することは想定外でしたが、結果としてよかったと思っています。
また、私と同じように周りに「休学をすると就活が不利になるよ。」「行ってどうするの?」と言われたことがある方は多いと思います。ただ、休学経験者でそのようなことを言う人は私の周りでは「一人」もいなかったので、恵まれていました。
今では私もそのうちの一人です。周りに休学経験者がいなくても、これから私が説明することは参考になるかと思います。
インターンによる休学のメリット・デメリット
インターンには、
- 短期か長期
- フルタイムかパートタイム
- 出社かリモート形式
などたくさんありますが、ここでは「フルタイムの長期インターンによるメリット・デメリット」について説明していきます。
長期のフルタイムインターンによるメリット
長期のフルタイムインターンによるメリットは大きく3つあります。
- スキルが断然身につく
- お金が貯まる
- 人脈形成ができる
1つ目の「スキルが断然身につく」ですが、長期かつフルタイムでのインターンとなると、会社側もインターン生に対して裁量を任せられることになります。
学生ではない社員でも、パートタイムやリモートワークであれば裁量が限られるのに対して、学生ともなるとさらに限られます。そうなると、経験することができる仕事が限られてしまい、自身のスキル向上の助けにならないことがあります。長期インターンであれば、そのようなデメリットはありません。
2つ目の「お金が貯まる」ですが、お金はあっても困りません。会社側から裁量を任されるということは、バイトなどよりも時給が高くなるのは必然です。
また、インターンを経歴の1つとして履歴書に書くことができるため、新卒で給与交渉ができるような会社であれば実績のアピールができたりします。ほかにも様々な場面で実績のアピールとなるので、将来的な「お金」に間接的に影響していきます。
3つ目の「人脈形成ができる」ですが、これもあっても困りません。特に学生の場合、様々な企業の人事部の方と繋がることができれば、就活が有利に進むことができますし、インターンから本採用をする企業が多いのも事実です。
長期のフルタイムインターンによるデメリット
これは完全にインターン先の企業によりますが、
- スキルが身につかない
- 時給が低い
- 人脈形成ができない
など、メリットの裏返しとなってしまいます。こういった企業は、インターンの受け入れ実績が少ないかつ受け入れ態勢が整っていない場合が多いので、しっかりと企業を見極めましょう。
留学による休学のメリット・デメリット
留学にも短期と長期がありますが、休学となると少なくとも半年以上となるので、そのくらいの期間の留学のメリット・デメリットを説明します。
半年以上の留学のメリット
- 語学力が身につく
- 多様な価値観に触れてマインドが育つ
1つ目の「語学力が身につく」ですが、これは留学の最大の目的でもあります。島国の日本においては、語学力は働くうえで有用なスキルとなります。
また、語学力があれば日常で触れられる情報量が増えますし、その言語が使われている国で働いて暮らすという選択肢が増えます。今現在、日本の経済力は間違いなく停滞しているので、リスク分散という意味でもメリットがあります。
2つ目の「多様な価値観に触れてマインドが育つ」というのは、今までの固定概念を覆すことに繋がります。
例えば、「休学をするのが普通ではない」というのは間違いなく固定概念です。私がインターンをしていた国のアメリカでは、学生が休学をして長期間海外をただ放浪したり、長期インターンをしたりするのは至って普通のことです。
こういった体験を至る所で経験することによって、自身のマインドが鍛えられます。
半年以上の留学のデメリット
これは、完全に留学をするあなた自身の行動によって変化しますが、
- 語学力が身につかない
- 多様な価値観に触れられない
のように、メリットの裏返しになることがあります。
よく聞く話ですが、留学先で友達や知り合いをなかなか作ることができずに「日本人ばかりと日々を過ごす」ことになれば、語学力はもちろん、多様な価値観に触れることができなくなります。
休学最大のメリット・デメリット
これは完全に私の持論ですが、休学を1年間すると、休学を継続するか退学率が高くなります。
というのも、インターンや留学を1年間だけすると「1年間って短くない?」となったり、「他にやりたいこと見つけたわ」となったりするわけです。
ただ、これは日本の「大学へ行って就職をして働いていく」という典型的なレールを沿っていきたい人にとってはデメリットという話です。
自身を見つめなおしたり、いかに自身が固定概念に縛られていたかということに気づくという点ではメリットとなります。
実際に私は、「半年間放浪するだけじゃ足りないな、もう1年休学すれば、仕事で出来ることがまだあるな」といった感じで休学を2年間しました。
実際に海外インターンによる休学がメリットしかなかった
私は、アメリカのサンフランシスコにある企業のbtrax, inc.で2年弱ほどソフトウェアエンジニアとして働いていました。
考えられるメリットだけでも以下のようにあります。
- 語学力が身についた
- エンジニアリングスキルが向上した
- たくさんの人に会えた
- スタートアップやテクノロジー、デザインに関して詳しくなった
- 仕事でGoogle, LinkedIn, メルカリUSなどの様々なオフィスに行くことができた
- 給与基準が日本よりは高い
逆に、デメリットは考えても出てきません。
休学を2年間して海外インターンをした私の就活実績
実際に2年間休学したのちに、大学に戻って就活をしました。
海外にいたので、就活開始が4年生の6月からと、かなり遅いほうでした。そのため、第1希望の外資ITのみエントリーしました。
しかし、就活開始が遅かった弊害で、就活対策がまったくできておらず、面接の自己PRすら考えていない状況でした。
役員面接のときに「自己PRはありますか?」と聞かれ、やや戸惑いつつも「サンフランシスコでソフトウェアエンジニアをしていたので、結構プログラムが書けます」と言ったところ、「それだけ?大丈夫?」と言われました。
しかし、内定は頂いたので、やはり「海外でインターンをしていた」という実績は大きいなと思います。
また、インターンをしていた実績とその時に得た人脈を使い、第2新卒枠として、外資コンサルの企業と採用面接をさせていただきましたが、ご縁がなかったため、希望通り、第1希望の企業の内定を受諾しました。
このように、休学には多くのメリットがあります。迷っている方はコメント欄か、ツイッターをフォローしていただければ、質問を受け付けます。
精一杯悩んで後悔のない選択をしていただければと思います。
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